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助産師 西田啓子のつぶやき

母と子の心と体に触れる日々の中で、感じたこと・伝えたいことをつづります

気を付けて!!赤ちゃんの階段の上り下り

お電話やオンラインの相談が増えてきました。

その中でも、やはり、ハイハイや伝い歩きを

はじめた赤ちゃんの階段の上り下りについてのご相談

が多くあります。

特にお家の中にいる時間が増えたせいもあるでしょうね。

そこで、大切なことを大人の方に知っておいてほしいのです。

ハイハイが始まると当然、人は上へ上へと向かって

成長していくので、少しでも高いところに行きたがります。

まずは、座卓などのテーブルによじ登り始めます。

これは人としての成長では当たり前のことです。

「危ないから、やめさせる」

「しつけとしてやめさせる」

などなど、いろんなご意見やお考えがありますが、

人生一度は必ず、上るものと私は思っています。

大切なことは、「なぜ危ないのか??」です。

皆さん「落ちるから」と言われます。

では、「危なくないように落ちる方法をおしえる」

事が大切になってきます。

「危なくないように落ちる??」

そうです!一番危ないのは、頭から落ちること。

赤ちゃんは頭が重いので、頭ら落ちやすいのです。

そして、けがも大きくなります。

そこで、頭から落ちないようにするには、

椅子でも、テーブルでも、階段でも、ソファーでも

後ろ向きで、足から降りることを教えていって

もらいたいのです。

赤ちゃんは、すべてされたように覚えていきます。

テーブルの上に上がった赤ちゃんをどのように

おろしますか?

大体、「ダメダメ」と言いながら、抱っこしておろすと思います。

その時、赤ちゃんの体はお母さん、お父さんに対して

正面を向いています。

つまり、大人と向き合っていますね。

それって、「降りるときには、前を向いて降りるんだ」

って、赤ちゃんが学習するんです。

これが頭から落ちることにつながっていきます。

まずは、抱っこでおろすのではなく、

後ろ向き、腹ばいにさせます。

そして、赤ちゃんの両わき腹をもって、

ゆっくりと足から下におろすように誘導してあげてください。

そして、足の裏が床についたら、「できたね~」「すごいね~」

って、ほめて合あげてください。

そうすることで、「これがいい方法なんだ」

と、赤ちゃんが気付き、ほめてもらえたことを何度も

繰り返しやるようになります。そしてほめてもらって

満足する!!

これを繰り返します。

しばらくはブームになって、「めんどくさい」なんて

思うかもしれませんが、そのうちに飽きてきます。

そのころには、階段もいすやテーブルも上手に

降りることができるようになっているのです。

「自分で安全にできるようになること」を一つづつ

覚えていくとは自立につながり、親の手も

かからなくなっていくということです。

ただし、階段がブームになっているときは、

親の目が届かないときには、勝手に登れないように

しておいてくださいね!!

赤ちゃんを大切に育てるということは、

「危ないことを避ける、させない」ことではなく、

一人で安全にできるようになることを

教えていくことなんです。

それが育てえるということなのかなと思います。

方法がわからないときにはいつでもご相談ください。

お家の中での事故が増えないよう、

一緒に考えていきましょう (^.^)/~~~




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[ 2020/05/02 11:47 ] 子育て | TB(-) | CM(-)

お家での遊び

こんにちは!

自粛のゴールデンウィークが始まります。

よちよち歩き始めたお子さんとお家の中で

ずっと一緒に暮らすということは、なかなか

辛いものがあると皆さん言われています。

けれど、お家の中で一緒にいることで

とても成長を感じることができるのも

子育ての醍醐味の一つかなと思います。

実は、こんなコロナ状況と思ってしまいますが、

こんなに身近に子どもと接することは

初めてかも…

と言われるお母さん方も多くいらっしゃいます。

支援の広場も広がりを見せ、充実してお母さん方の

息抜きの場所も増えてきました。

それはそれで。子育てにとても大切な事でした。

しかし、今、この状況の中では、きっと、向き合う時間

も大切にしてはいかが?というメッセージなのかなと

感じています。

最近、オンライン相談を通じて感じること。

オンラインだとお家の様子がとてもよくわかります。
(変な意味ではありませんよ!!)

お家のつくりとか、階段の位置とか、お台所の位置や

ソファの位置など。

そうすると、遊び方や危険な場所、どんなふうに

危険を回避するかなど、方法がとてもよくわかるのです。

今まで「ダメダメ」と止めていたことでも、方法を変えるだけで、

とても楽しく遊び、お家の中でもしっかりと疲れるように遊ぶ

ことができるのです。

「よく寝るようになりました」と、お返事をいただいています。

小さな子どもたちの遊びって、おもちゃで一人で遊ぶものではなく

日常生活の中で、大人と同じことができるようになること。

生活を楽しんで覚えていくこと・・・

本を引っ張り出すこと、台所用品を出してあそぶこと・・・

たくさん子どもたちは遊びを勝手に見つけていきます。

見つけた遊びを止められるととても怒って泣き出します。

それが「負の連鎖」で、ママのイライラのもとになっていくようです。

日常生活を楽しみながら覚えていくこと、

でも、本当に危険なことと、本当に大切なものは、

「痛い痛いよ」とか、「大事大事」という言葉で

触らせないようにしましょう。そんな時は泣いても

「さわれないよ」と、譲らないように!!

月齢や年齢、発達に合わせた、お家の中での遊び、

それぞれのご家庭や状況に合わせた楽しみか方を

一緒に考えていけるということはとても素敵だなと

感じています (*^^)v

わからないなと感じるときは、いつでもご相談くださいね  (^.^)/~~~


[ 2020/04/25 11:35 ] 子育て | TB(-) | CM(-)

いかがお過ごしですか?

 日々のコロナ騒ぎの中、子育て中のママ、

妊娠中の方、お仕事されている方々、どのような

日々をお過ごしでしょうか?

にしだ助産所も、現在、緊急の方以外はできるだけ

キャンセルをお願いしております。

けれど、お電話やショートメールでたくさんのご相談

をいただいております。

子育ての不安に加えて、このコロナ不安は

更にママたちの不安をあおっているようです。

子育て支援にも行けない、ママ友とも

簡単に会えない、マタニティクラスもない。

となると「大人の人と会話することもなくなった」

と言われる方が多いです。

さらにさらに孤独になってしまわれています。

そんな中、私にできる支援が何かないかな?

と考えたうえで、ネットでの相談を始める

ことといたしました。

ZOOMを使ったネットでの相談です。

パソコンでも、スマホでも、とても簡単に使えます。

何人かの方にモニターをお願いして試験的に

やってみましたが、とても簡単といわれます。

赤ちゃんの発達なども、画面を見ながらの

アドバイスも可能でした。

昨日は、パパも休日だったので、一緒に参加

されました。

今度はコニーやスリングの使い方もやってみようと

思っています。

お友達何人かでネットミーティングのお手伝いもでき

ると思います。

若干料金はいただきますが、関心あるかたは、

お電話にてお問い合わせください。

妊婦さん、子育て中のママパパ、心の相談・・・

一人だけど、一人じゃないよ!

繋がってるよ!!

実感しましょう。






[ 2020/04/15 10:28 ] 子育て | TB(-) | CM(-)

男性育児講座

25日(土)に、保育所の子育て講座として「男性育児講座」

のようなものをさせていただきました。

たくさんのパパやママにご参加いただき、感謝しています。

私は、男性だから女性だからではなくそれぞれができる事を

できる人がやっていく。という形が今の社会には必要なのかなと

思っています。

「子育てを手伝う」とかではなく、子育てはお互い二人の仕事です。

二人ですることが原則だと思います。

けれど、得意なこと不得意なことお互いにあります。どんなに頑張っ

手も早い時間帯に帰ってこれないパパの仕事状況もあります。

どうやっても、子どもとのかかわりが苦手な人、家事が苦手な人

いますよね。色々です。

出来ないことを無理やりやることよりも、できることを

できる人がやっていった方が効率的です。

パパが片付けや料理を担当して、ママは子育てに専念って

ご家庭もあります。

パパの方が子どもの扱いが上手なので、パパが遊びを担当

しているご家庭もあります。

パパだから、ママだから、男だから、女だからではなく、

お互いの得意分野を認め合って育てていけたら楽なのでは

ないでしょうか。

核家族化、ご近所とのつながりが希薄になってきた現代、家族の中で、

家族として力を出し合うことが大切なのでないでしょうか。

ただ、育児に関しては経験もありませんし、何をやっていいかわからない

パパやママたちも多くいらっしゃいます。

手を出せばママに叱られたり、文句を言われたり・・・(^_^;)

だから、パパにもできることを増やしていけたらなと思います。

そして、そんなに大したこと絵はないんだということを知ってもらいたい

のです。

今回は、「産後のママのからだについて」 「赤ちゃんのいる生活」

「赤ちゃんの発達」 「よくある困りごと」

等のお話をさせていただき、途中、さまざまな月齢年齢の子どもさんの

遊び方や動き、抱っこの方法など、実際に動いている赤ちゃんを見て

いただきながら目の前で、「解説」??(^_^;)

させていただいたので、とてもわかりやすかったのではないかと思います。

ご質問も活発にしていただき、それぞれの悩みを共有することで

「今後こんな悩みもあるんだな~」 とか「少し前までそんなことあったよな~」

とか、様々なおもいで聞かれていたのではないでしょうか。

何より、ご夫婦でほかのご家庭の子育ての悩みを知るということはとても

大切!!

私もとても学びになりました。

皆様お疲れ様でした。ありがとうございました。<(_ _)>



[ 2017/02/26 12:34 ] 子育て | TB(-) | CM(-)

離乳食

最近の離乳食状況は、まとめ作り、一回分の計量、冷凍ストック。

といったところでしょうか。

まとめて作って、冷凍し、食事時に解凍・・・・

そして、ストック分は何グラムと一回分づつ計って

小分けという感じですかネ?

しかし、これをいつまでやるのか???

大体情報というものは、これこれしましょうとか、こんな方法が

ありますとか、やることは書いてあるけれど、じゃあ、この方法

をいつまでやるの?

やめ時っていつなの???

という情報はほとんどありません。

これを続けることに疲弊してしまい、子育てから逃げてしまいたくなる

ママたちもいらっしゃいますね。

そうなんです!!

1歳過ぎ、2歳過ぎ・・「いつまでするの??これ!!」

そこがとても悩みどころ。

もっともっと簡単な方法があるんですけれどね。

最初は目安として、数字を目安にすると安心できるんです。

でも、いつの間にかその数字に縛られていくのです。

一回量を食べないとか、食べ過ぎるとか・・・

はたまた、毎回計ることがつらい・・・などなど。

私は、なぜ計るかと言えば、量をきちんとする事が目的ではなく、

「大体の目安量を知る」目的で計ってほしいと思います。

(もちろん私たち世代は離乳食を計ってあげていた人は非常に少なかった

のではないかと思いますが...)

80gといえば大体お茶碗のこれくらいね・・・程度の目分量を知るという

事が大切。子育てって少しアバウトでいいのです。

まとめて作って、ストックして、計って・・・・

大体9か月ころ(3回食あたり)で皆さん疲れて辛くなってきます。

辛くなってきたら考え時、方法を変え時…

大人の食事からのとりわけ方法などを考えて行かないと、毎日3回食は

ホントにつらくなります。

辛い思いして作った離乳食は何としても食べてほしくなり、残されたり

投げられたりすると、ほんとにイラ!!っときますよね (-_-)/~~~ピシー!ピシー!

そうなると赤ちゃんの方も食事が楽しくなくなってしまいます。

離乳食は量も内容も大切ですが、それ以上に「食べることは楽しいこと」

これを覚えていくことが一番重要だと私は思っています。

離乳食ってまとめて作って、計って、冷凍して・・・って思い込んでいる方が

多いようなのですが、「そうでもないのですよ」ということを知ってください。

そして、もし方法がわからなかったり、やめ時が見つからないとき、辛くなって

しまったときには、是非ご相談ください。

個別性のある、楽しい方法を考えていきましょう。
[ 2017/02/18 13:10 ] 子育て | TB(-) | CM(-)