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助産師 西田啓子のつぶやき

母と子の心と体に触れる日々の中で、感じたこと・伝えたいことをつづります

赤ちゃんの股関節

赤ちゃんのからだに関わり続けて20年以上になります。

おむつをゆるく、頭の向き癖は股関節と大きく関係していることを、

お母さん方にお伝えし続けてきました。

先日、NHKの朝の番組「あさイチ」で、”赤ちゃんの股関節脱臼”について

大きく取り上げられていました。

やはり、赤ちゃんの頭の向き癖が影響していることを指摘されていました。

最近は、股関節脱臼は減少してきているが、4か月健診で見過ごされ

1歳過ぎて歩き始めて気づくことが多くなっており、重症化していることが

伝えられていました。

今までずっとずっと言い続けていたことは、間違いではなかったことを

確信しました。

抱き方、おむつの当て方、寝かせ方、授乳方法、すべてが赤ちゃんの

姿勢や生活に大きく関係しており、生まれてすぐからのケアが大切だと

言うことを、社会全体が知らなければいけないと思います。

そして、私の持論である、「おむつは緩く、大きめのものを。早めに

パンツタイプのものをつかって!!」

せめておむつだけでもゆるくしてあげてください!!
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[ 2015/06/12 07:36 ] 赤ちゃんの体 | TB(-) | CM(-)

気候の変化と夜泣き

一雨ごとに涼しくなりましたね!!

でも、また暑さがぶり返すのでは…?などなど、心配。

涼しくなると、一気に夏の疲れが出ます。

とにかく寝ることと、体を中から温めるものを食べていきましょう。

おなかの中を温めましょう。寒い冬に向かうために!!

気候の変化により、必ず増えてくるのが「夜泣き」相談です。

赤ちゃんは環境の変化に敏感です。

引っ越しや、イベント、暑さ、寒さ、夫婦喧嘩・・・等々(笑)

もっともっとささやかなところでは、急にお母さんがトイレに行ってしまい

不安になちゃった・・・夜泣くんですね~~~

寝返りしたくて毎日毎日練習してるけれど、思うようにできない~~(困)

・・・・夜泣くんですね~~

ハイハイして、お母さんのところに行きたい、おもちゃを取りに行きたい・・・

でもなかなかできないとき・・・夜泣くんですね~~~

成長の過程、環境の変化・・・赤ちゃんの心はイライラしたり、不安定になったり

します。これは仕方のないことかも。

そんな時に夜泣きます。

また、何かいやなこと、びっくりすることがあって、その場ですぐに泣ける子は

あまり夜泣きしないようです。

あまりにびっくりしすぎて、固まってしまう赤ちゃんもいます。そうすると、

夜泣くんですね~~~。昼間の経験が夢に出るのかな?

昼間によく泣く子は、夜寝ます。

昼間、比較的おとなしく遊べる子は、夜泣きます。

どちらかですね!!

たまに、昼も夜もよく泣く子、昼も夜も比較的おとなしい子。

様々です。でも、成長のどこかで必ず、大人の手を煩わせるのです。

それが、子供を育てる、育てさせてもらえるということなのかもしれません。

わが子も、上の子は夜中に30分おきに泣く子、

下の子は、とにかく昼間ギャーギャーとよく泣く子でした(笑)

でも、二人とも何とか元気に成長しています。

過ぎてしまえば、笑い話ですが、さすがに当時は私も切れてましたよ(笑)

母も体は一つですから。

でもね、いつも思っていたことは、「いつまでも続かない」ということ。

念仏のように心の中で唱えていました(^_^;)

ほとんどは、一人で歩けるようになるとかなり落ち着いてきます。

でも、環境の変化には敏感なので、まだまだ時には泣きますよ。

ということで、夜泣きには、付き合うことしかできないかもしれません。

成長の過程で必要な「夜泣き」もあるので、避けることはできませんが、

「何か泣きたいことがあったんだね~~」と、気楽に受け止めていく

事が、スムーズな乗り越え方なのかもしれません。

そこには、お母さんの心のゆとりが必要です。

お父さんや、周囲の方の理解と協力をいただいて、何とか成長のための

「夜泣き」を乗り越えたいですね。


ここでお父さんたちに一言!!!

お子さんが「夜泣く」ことは、お母さんの責任でも、お子さんの責任でも

ありません。

怒鳴ったり、舌打ちしたり、壁をけったりしてもひどくなるばかりですよ!!

耐えられない方は、別々のお部屋でお休みくださいね。

一時期のことなのですから…よろしく(^o^)丿

[ 2013/08/27 09:05 ] 赤ちゃんの体 | TB(-) | CM(-)

おむつをゆる~~~く!!!

育児相談で開業して間もなくのこと。

17~8年前になりますか?

赤ちゃんの肩こりがとってもひどいことに気づきました。

赤ちゃんって、体に比べて頭が大きいし、いくら首が座った

といっても、頭を支えるだけの腹筋やら、背筋やらの筋力が

まだまだ弱いのです。

それでも、日々生きていると見たいものや動きたいこと

たくさんありましす。

寝返り前の赤ちゃんは寝ているだけで背中や肩は

バリバリです。

そうなると、そっくり返ったりうなったり、寝つきが悪くなったり、

夜泣きがひどくなったりします。

ご相談に来られた赤ちゃんのからだを触ると緩む。

でも、またすぐに緊張する…で、よくよく見ていたら

おむつのテープを止めた瞬間に、きゅって緊張することが

わかったのです。

きつく締められると、表情も一瞬で強張ります。

でも、育児作業に必死のお母さんは気づきません。

気づかなくて当たり前くらい、一生懸命なのですから。

でも、毎日24時間、そんな状態を繰り返していると

ドンドン赤ちゃんの運動が制限されてくるのです。

寝返り、ハイハイ、向き癖・・・・

おまけに、おっぱいを飲みにくくなったり、そっくり返って

何が気に入らないのかわからないけれど、ずっと機嫌が悪い

などなど。

おむつをゆる~~~くあてて、サイズを少しずつ大きいものを

あててあげると、一気に動き出す赤ちゃんがとっても多いことに

気づきました。

それから、10数年、ずっとずっと「おむつはゆるく」を

言い続けてきました。

でも、最近の紙おむつの何と良く締め付けられることか・・・

進化というか、漏れない・・・といっても、締めればもれないか?

No!!背中から漏れるのです、というか、しめるとはみ出しちゃうんですよ。

ゆるめると漏れないかというと、股の間や横から漏れます。

でも、締めても、ゆるめても、どうせ漏れるのなら、

赤ちゃんが楽な方が良くない?

と思うのです。

でも、どうもついつい締めてしまう。

ここに何があるか…お母さん方の不安があると感じています。

漏れるかもしれないけれど、締めておいた方が安心。って

いう感じいかな?

そんなときに、ゆるゆるのおむつの上から、布おむつの

カバーを使ってもらっています。

これがなかなかいいのです。

股関節もしっかり開きます。

ヨーカドーでもベビーマッサージやっていますし、

助産所でも、色々やっています。

是非是非、赤ちゃんのからだのこと知ってくださいね。

赤ちゃんの体が楽ってことは、

育てる方も楽なのですよ!!(^o^)丿



[ 2013/05/11 09:15 ] 赤ちゃんの体 | TB(-) | CM(-)

赤ちゃんのお肌

温暖さはあるものの、本当に温かくなりました。

そうなると、汗をかきますね。

動かない赤ちゃんも、じっとりと汗ばんでいます。

特に、連休中などの車の移動で、チャイルドシートに

触れている背中がべったり…なんてことも。

そんな時期、皮膚の湿疹でご相談が増えます。

どこに湿疹が出ているか…

おむつかぶれならおむつのなか。

あせもなら、皮膚と皮膚がくっついている、わきの下

や首のまわり、太ももの付け根など、くびれているところが

赤くなったり、ぶつぶつが出来たり・・・という感じです。

そうではなくて、おなかや背中、肩などにブツブツガサガサ

ができている赤ちゃんが結構いらっしゃいます。

特徴は、一番ムレルはずのおむつの中がきれいなのですね。

そんなブツブツガサガサは、洗濯洗剤が赤ちゃんの

お肌に合わないことがあるようです。

まず、柔軟剤を使われていたら、柔軟剤をやめてみてください。

それでもだめなら、合成洗剤(いわゆる、一般的な洗剤ですが)

であれば、石鹸洗剤に変えてみてください。

それでよくなる赤ちゃんが結構いらっしゃいます。

衣類に残っている、合成洗剤分が汗をかくことで衣類から溶け出すのか、

汗をかく時期になったり、寝返りやはいはいが始まり赤ちゃんの動きが

活発になるころに、このブツブツガサガサのご相談が良くあります。

一度、試してみてくださいね!!!

石鹸洗剤がよくわからない方は、これこそ、インターネットを使って

調べてみてください。

私は、シャボン玉スノールという石けんが手に入りやすく

質もとてもいいものだと思うので、お勧めすることがあります。

でも、個人差がりますから、

それぞれの赤ちゃんに合う洗剤を探してみてください。

もちろん、すすぎはしっかりと!!

お風呂で使う石けんも、吟味してみる必要もあるかもしれませんね。

では、連休を楽しく、疲れすぎない程度にお過ごしください。

次は、連休中の注意を書いてみたいと思います  (^o^)丿
[ 2013/04/28 09:00 ] 赤ちゃんの体 | TB(-) | CM(-)

おっぱいのつまりとそっくり返り

温かくなりました。

女子大生生活も徐々に始まりました。

時間割の関係で、週2回くらいの外来になると思いますが、

まだよくわかりません<(_ _)>

一応連絡してみてくださいね。

さて、季節の変わり目で、バランスが崩れやすいのか、「おっぱいが

つまった~~~」っていうご相談が相次いでいます。

体の中も、衣替えの時期なのでしょうね。

体も変化しているのです。

おっぱいのつまりと同じくらい多いのが、3~5か月くらいの赤ちゃんの

そっくり返りと、授乳困難です。

おっぱいが痛くなって来られるお母さん方のほとんどは、赤ちゃんが

そっくり返って飲みにくくなって詰まっていると思われる方が多いのです。

おっぱいが悪いのではなく、赤ちゃんの背中の緊張がほぐれるとすんなりと

飲んでくれるのです。

この、3~5か月くらいの時期は、寝返りができるかできないか・・・

という時期です。

赤ちゃんも動きたいのにうごけない・・・ってイライラ・・・

耳や顔を引っかいたり、ぎゃん泣きしたり、肌ががさついて来たり・・・

色々症状があるのです。

でも、背中の緊張が取れたり、肩の凝りが和らぐと(赤ちゃんの)

肌もがさつきがなくなったり、体の色や冷たさが消えてきます。

そうすると、おっぱいもぐいぐい飲むことが出来るようです。

おっぱいを嫌がられると、お母さんは自分のせいだと思って

悲しくなり、食べ物が悪いとか、冷えてるからとか…色々自分を

責めてしまいがちです。

でもね、すべてではないけれど、赤ちゃんの姿勢や抱っこの仕方、

授乳の姿勢だけでもおっぱいは飲めるようになるんだよ!!

ってことも知っててくださいね。

何が飲めない原因なのか、おっぱいが詰まる原因なのか・・・

ガードルや骨盤ベルトがうまく着けられていなくて、おっぱいが

詰まった方もいらっしゃいました。

トラブルの原因は、様々。

すべてをお母さんの原因にしてしまうと、これまた子育てが楽しくなくなって

しまいますよね。

色んな角度から、物言えない赤ちゃんの状況を考えていきたいものです (^o^)丿

[ 2013/04/03 20:16 ] 赤ちゃんの体 | TB(-) | CM(-)