お電話やオンラインの相談が増えてきました。
その中でも、やはり、ハイハイや伝い歩きを
はじめた赤ちゃんの階段の上り下りについてのご相談
が多くあります。
特にお家の中にいる時間が増えたせいもあるでしょうね。
そこで、大切なことを大人の方に知っておいてほしいのです。
ハイハイが始まると当然、人は上へ上へと向かって
成長していくので、少しでも高いところに行きたがります。
まずは、座卓などのテーブルによじ登り始めます。
これは人としての成長では当たり前のことです。
「危ないから、やめさせる」
「しつけとしてやめさせる」
などなど、いろんなご意見やお考えがありますが、
人生一度は必ず、上るものと私は思っています。
大切なことは、「なぜ危ないのか??」です。
皆さん「落ちるから」と言われます。
では、「危なくないように落ちる方法をおしえる」
事が大切になってきます。
「危なくないように落ちる??」
そうです!一番危ないのは、頭から落ちること。
赤ちゃんは頭が重いので、頭ら落ちやすいのです。
そして、けがも大きくなります。
そこで、頭から落ちないようにするには、
椅子でも、テーブルでも、階段でも、ソファーでも
後ろ向きで、足から降りることを教えていって
もらいたいのです。
赤ちゃんは、すべてされたように覚えていきます。
テーブルの上に上がった赤ちゃんをどのように
おろしますか?
大体、「ダメダメ」と言いながら、抱っこしておろすと思います。
その時、赤ちゃんの体はお母さん、お父さんに対して
正面を向いています。
つまり、大人と向き合っていますね。
それって、「降りるときには、前を向いて降りるんだ」
って、赤ちゃんが学習するんです。
これが頭から落ちることにつながっていきます。
まずは、抱っこでおろすのではなく、
後ろ向き、腹ばいにさせます。
そして、赤ちゃんの両わき腹をもって、
ゆっくりと足から下におろすように誘導してあげてください。
そして、足の裏が床についたら、「できたね~」「すごいね~」
って、ほめて合あげてください。
そうすることで、「これがいい方法なんだ」
と、赤ちゃんが気付き、ほめてもらえたことを何度も
繰り返しやるようになります。そしてほめてもらって
満足する!!
これを繰り返します。
しばらくはブームになって、「めんどくさい」なんて
思うかもしれませんが、そのうちに飽きてきます。
そのころには、階段もいすやテーブルも上手に
降りることができるようになっているのです。
「自分で安全にできるようになること」を一つづつ
覚えていくとは自立につながり、親の手も
かからなくなっていくということです。
ただし、階段がブームになっているときは、
親の目が届かないときには、勝手に登れないように
しておいてくださいね!!
赤ちゃんを大切に育てるということは、
「危ないことを避ける、させない」ことではなく、
一人で安全にできるようになることを
教えていくことなんです。
それが育てえるということなのかなと思います。
方法がわからないときにはいつでもご相談ください。
お家の中での事故が増えないよう、
一緒に考えていきましょう (^.^)/~~~
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